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    • 2026年9月14日/
    • 最終更新日: 2026年9月9日

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交通事故後の首・肩の痛みはなぜ数日後に出ることがある?|守谷市

「交通事故の直後はそれほど痛くなかったのに、翌日から首がつらくなった」

「数日たってから肩こりのような重さが出てきた」

「事故直後に痛くなかったから大丈夫だと思っていた」

交通事故後には、このように首や肩の症状を時間がたってから自覚するケースがあります。

結論からいうと、交通事故直後に痛みが軽かったとしても、それだけで首や肩に問題がないとは判断できません。

いわゆる「むち打ち症」は正式な医学的診断名ではなく、外傷性頚部症候群、頚椎捻挫・頚部挫傷、神経根症、まれには脊髄損傷などを含む可能性があります。日本整形外科学会も、交通事故後にむち打ちが疑われる場合には、神経学的所見を含む診察や必要に応じた画像検査が可能な整形外科医の診察を受けることを勧めています。

そのため、事故後に首・肩の痛みが出た場合には「時間がたてば大丈夫」と自己判断するのではなく、まず医療機関で状態を確認することが重要です。

この記事では、交通事故後に首・肩の症状が遅れて出ることがある理由、受診を優先したい症状、事故後の身体の見方について解説します。

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交通事故後の首・肩の痛みは数日後に出ることがある?

あります。

交通事故後の首や肩の症状は、必ずしも衝突した瞬間から強く感じるとは限りません。

過去のむち打ち関連研究でも、事故後の首・頭部痛について発症までの時間差が評価項目として扱われており、症状の出現時期には個人差があることが知られています。

ただし、

「交通事故の痛みは必ず2〜3日後に出る」

という決まったルールがあるわけではありません。

事故直後から痛む方もいれば、翌日以降に症状を自覚する方もいます。

したがって大切なのは、

事故直後に痛かったかどうかだけで判断しないこと

です。

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なぜ事故直後は痛みを感じにくいことがある?

ここはよく、

「事故直後はアドレナリンが出ているから痛くない」

と説明されます。

急性ストレス反応が痛みの感じ方に影響する可能性はありますが、交通事故後の遅れて出る痛みをアドレナリンだけで説明できるわけではありません。

首・肩の症状には、

・衝突によって身体へ加わった力
・首の位置
・筋肉や靱帯などへの負荷
・事故後の身体活動
・もともとの首痛歴
・心理的ストレス
・痛みへの反応

など複数の要素が関係します。

交通事故後の首痛について調べた研究でも、事故そのものの条件だけではなく、事故前の首痛歴や心理社会的要因なども関連していました。

つまり、

「衝撃が強かったから痛い」

だけでも、

「精神的なものだから痛い」

だけでもありません。

首・肩の症状は、複数の要素が関係するものとして考える必要があります。

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「むち打ち症」とは何?

一般的には、交通事故後の首の痛みを「むち打ち」と呼ぶことがあります。

しかし、日本整形外科学会によると、むち打ち症は正式な医学的傷病名ではありません。

交通事故後の状態としては、

・外傷性頚部症候群
・頚椎捻挫
・頚部挫傷
・神経根症
・頚椎椎間板ヘルニア
・脊髄損傷

などを含めて考える必要があります。

そのため、

「むち打ちだから整骨院で揉んでもらえばいい」

と最初から決めるのは適切ではありません。

骨折や脱臼、神経障害などの確認は医療機関で行う必要があります。

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外傷性頚部症候群ではどんな症状が出る?

日本整形外科学会では、外傷性頚部症候群の症状として、

・首の痛み
・肩こり
・頭痛
・めまい
・手のしびれ

などを挙げています。

症状は首だけに限りません。

事故後に、

「肩が重い」
「頭が痛い」
「腕まで違和感がある」

というケースもあります。

だからこそ、

「事故後に首が痛くない=頚部外傷がない」

とも、

「肩こりっぽいからただの筋肉疲労」

とも判断できません。

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首の痛みが翌日に出たら病院へ行くべき?

交通事故後に新しく首・肩の痛みが出た場合には、まず整形外科など医療機関での評価を受けることをおすすめします。

日本整形外科学会も、交通事故後にいわゆるむち打ちが疑われる場合、整形外科医による診察を推奨しています。

整形外科では、

・診察
・神経学的評価
・X線検査
・必要に応じてMRIなど

を行うことができます。

事故直後に救急外来で「大きな異常なし」と言われていても、その後に新しい症状が出た場合には、再評価が必要になることがあります。

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こんな症状がある場合は早めに医療機関へ

特に次のような症状がある場合には、整骨院で様子を見るより医療機関への受診を優先してください。

・首の強い痛みが急速に悪化する
・腕や手に強いしびれがある
・手や腕に力が入りにくい
・歩きにくい
・手足の感覚がおかしい
・強い頭痛がある
・意識がおかしい
・吐き気や嘔吐を伴う
・めまいが強い
・事故後に意識を失った
・身体を支えられないほど症状が強い

日本整形外科学会でも、持続する上肢のしびれについては放置せず整形外科へ相談することを勧めています。

特に神経症状がある場合には、「筋肉が張っているだけ」と自己判断しないことが重要です。

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レントゲンで異常がなくても首が痛いことはある?

あります。

外傷性頚部症候群では、X線検査で骨折や脱臼が認められなくても、首の痛み、肩こり、頭痛などが続くことがあります。

これは、

「レントゲンで異常なし=何も起きていない」

という意味ではありません。

X線は主に骨折や脱臼などを評価するための検査です。

一方、症状や神経学的所見によっては、MRIなど別の検査が検討される場合もあります。

ただし、

画像検査で異常がないから必ず筋肉の問題

というわけでもありません。

画像所見と、実際の症状・身体機能は分けて評価する必要があります。

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痛みがあると首を動かさない方がいい?

事故直後は、まず骨折・脱臼・神経障害などの有無を医療機関で確認することが前提です。

そのうえで、重篤な損傷が除外されたケースでは、長期間首を動かさずに過ごすことが必ずしも推奨されるわけではありません。

日本整形外科学会では、骨折や脱臼がない外傷性頚部症候群について、過度に長い安静や頚椎カラー使用は症状の長期化につながる可能性があると説明しています。

過去のWADガイドラインでも、重篤な損傷が除外された後は、教育、運動、日常活動への復帰などの能動的な対応が推奨されています。

ただし、

「事故翌日から痛くても無理に首を回せばいい」

という意味ではありません。

動かす時期や量は、診断・症状・回復経過に応じて調整します。

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「痛いところを揉めば早く治る」は危険

交通事故直後の首痛で注意したいのが、

原因を確認する前に強い刺激を加えること

です。

事故後には骨折、脱臼、神経損傷などを除外する必要があります。

そのため、事故後すぐに、

「首が張っているから強く揉む」
「硬いから強くひねる」

という対応を最初に行うべきではありません。

まず医療機関で必要な評価を受け、その結果と症状に応じて対応します。

首は、気合いでほぐせば全部解決するほど単純な部品ではありません。人間、相変わらず整備マニュアルが雑です。

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交通事故後はどんな経過を記録しておくといい?

事故後は症状の経過を記録しておくと、医療機関で状態を伝えやすくなります。

例えば、

事故当日
首の痛み0〜1、肩の違和感なし

翌朝
首を右へ向くと痛み3

2日目
肩の重さと頭痛が出てきた

3日目
長時間座っていると症状が強くなる

というように、

・いつ症状が出たか
・どこが痛むか
・どの程度か
・何をすると悪化するか
・しびれや頭痛があるか

を簡単に記録します。

事故後は症状が複数出る場合もあるため、時間経過を残しておくと整理しやすくなります。

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事故後の首・肩は「姿勢が悪いから痛い」?

交通事故後の痛みを、

「事故をきっかけに姿勢がゆがんだから」

と説明するのも適切ではありません。

事故後には痛みによって、

・首の動きを小さくする
・肩をすくめる
・身体を緊張させる
・歩行や日常動作を変える

ことがあります。

つまり、

姿勢の変化が痛みの原因

なのではなく、

痛みや不安があるため姿勢や動作が変化している

可能性もあります。

当院でも、姿勢を見る場合には「ズレを見つけて原因認定する」のではなく、事故後の症状と動作を合わせて確認します。

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守谷やまゆり鍼灸整骨院では何を確認する?

交通事故後の方について、当院ではまず医療機関での診断・検査状況を確認します。

そのうえで身体の状態に応じて、

首の可動域

左右を向く、上を見る、下を見るなど、どの動作で症状が出るか確認します。

肩・肩甲骨周囲

肩を上げる、腕を動かすなどの動作を確認します。

神経症状

手や腕のしびれ、筋力低下などがないか確認します。

必要な場合には医療機関への再受診を優先します。

日常生活動作

・運転
・デスクワーク
・起き上がり
・家事
・睡眠

など、事故後に困っている動作を確認します。

姿勢・重心

立位や座位で身体をどのように支えているか確認します。

ただし、「姿勢のズレが原因」と決めつけるものではありません。

回復経過

事故当日から現在まで、症状がどのように変化しているか確認します。

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整形外科と整骨院は役割が違う

交通事故後の通院では、

「整形外科か整骨院か」

という二択で考えるより、役割を分けて考えることが重要です。

整形外科

・医学的診断
・画像検査
・神経学的評価
・薬の処方
・医師による経過観察

などを行います。

整骨院

医療機関で重篤な損傷の評価を受けたうえで、状態に応じて筋骨格系の症状や身体機能、日常動作などを確認していきます。

交通事故直後から整骨院だけで完結させるのではなく、医療機関との連携を前提に考えることが重要です。

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痛みが長引くかどうかは衝突の強さだけで決まらない

「車の傷が少ないから身体も軽傷」

とは限りません。

逆に、

「事故が大きかったから必ず痛みが長引く」

とも言い切れません。

交通事故後の首痛の予後については、

・初期の痛みや機能障害
・事故前からの痛み
・心理的ストレス
・複数の症状

などが、症状の持続と関連することが報告されています。

2024年に日本人WAD患者を対象とした研究でも、初期の障害度や破局的思考が回復の遅れと関連していました。ただし観察研究のため、これらが単独で回復遅延を「引き起こす」とまでは言えません。

重要なのは、

事故の見た目だけで身体の状態を判断しないこと

です。

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まとめ|事故直後に痛くなくても「大丈夫」とは限らない

交通事故後の首・肩の症状は、事故直後から強く出るとは限らず、時間がたってから自覚するケースがあります。

ただし、

「数日後に痛むのがむち打ちの特徴」

と一律に考えるのも適切ではありません。

大切なのは、

・事故後に新しい症状が出ていないか
・症状が悪化していないか
・しびれや筋力低下がないか
・頭痛やめまいなどを伴っていないか
・医療機関で必要な評価を受けているか

を確認することです。

日本整形外科学会も、交通事故後にむち打ちが疑われる場合には整形外科医の診察を推奨しています。

守谷やまゆり鍼灸整骨院でも、交通事故後の首・肩の症状について、医療機関での検査・診断状況を確認したうえで、首の動き、肩周囲、神経症状、姿勢、日常生活動作などを確認します。

事故当日に痛くなかったことより、「事故後に身体がどう変化しているか」を見ることが重要です。


参考文献・公的資料

  1. 公益社団法人 日本整形外科学会. 「むち打ち症」
    いわゆる「むち打ち症」は医学的傷病名ではなく、外傷性頚部症候群や神経根症などを含めた専門的診断が必要であり、整形外科医への受診が推奨されています。
  2. 公益社団法人 日本整形外科学会. 「外傷性頚部症候群」
    交通事故後の首痛、肩こり、頭痛、めまい、手のしびれなどについて解説されています。
  3. Sturzenegger M, et al. Presenting symptoms and signs after whiplash injury: the influence of accident mechanisms. Neurology. 1994;44(4):688-693.
    事故後の頭・頚部痛について発症までの時間差を含めて評価したコホート研究です。
  4. Wiles NJ, et al. Onset of neck pain after a motor vehicle accident: a case-control study. J Rheumatol. 2005;32(8):1576-1583.
    事故後の首痛には、衝突条件だけでなく事故前の身体状態や心理社会的要因も関連する可能性を示しています。
  5. Yamashita Y, et al. Predictors of Delayed Recovery in Japanese Patients With Whiplash-Associated Disorders: The Role of Initial Catastrophizing and Disability Levels. Cureus. 2024;16(8):e66435.
    日本人WAD患者を対象に初期の障害度などと回復期間との関連を検討した観察研究です。
ブログ監修者

守谷やまゆり鍼灸整骨院
院長 藤城翔太
柔道整復師・鍼灸師

業界歴19年。学生時代から接骨院などで修行を積み、延べ約90,000人の患者様の施術実績があります。
守谷市での開業後も産後のママさんや小学生などに向け、健康についての講師も経験。


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