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- 2026年9月21日/
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最終更新日: 2026年9月16日
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交通事故後は整形外科と整骨院を併用できる?通院前に知っておきたいポイント|守谷市
交通事故後に、
「整形外科へ通っているけれど、整骨院にも通える?」
「病院と整骨院は何が違う?」
「保険会社には連絡した方がいい?」
と迷う方は少なくありません。
結論からいうと、交通事故後に医療機関を受診しながら、整骨院・接骨院で施術を受けるケースはあります。
ただし、ここで注意したいのが、
「併用できる」=「どんな通院方法でも自動的に補償対象になる」
という意味ではないことです。
国土交通省の自賠責保険案内では、傷害による損害として必要かつ妥当な治療費などが補償対象となり、請求書類には整骨院・接骨院等の「施術証明書・施術費明細書」も示されています。
一方、日本損害保険協会は、交通事故後には医療機関を受診し、整骨院など医療機関以外での対応を希望する場合には、医師と相談したうえで受診することが望ましいと案内しています。
そのため、
①まず医療機関を受診
②症状を医師へ伝える
③整骨院への通院について相談
④保険会社にも通院先を確認・連絡
⑤症状の経過を共有する
という順番で考えると整理しやすくなります。
今回は、交通事故後の整形外科と整骨院の役割の違い、併用を考えるときの注意点、自賠責保険との関係について解説します。
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交通事故後はまず整形外科などの医療機関を受診する
事故直後に、
「そこまで痛くないから大丈夫」
と思っていても、時間が経ってから首・肩・腰などの症状に気づくことがあります。
守谷9月No.6〜8でも解説したように、交通事故後は症状の強さだけで自己判断しないことが重要です。
特に事故後の初期には、整形外科などの医療機関を受診して、
・医師による診察
・必要に応じた画像検査
・診断
・投薬などの治療
を受けます。
日本損害保険協会も、交通事故後は医療機関を受診して医師の指示に従い適切に治療を受けるよう案内しています。
「とりあえず整骨院で揉んでもらえばいい」は、事故後の初動としてはおすすめできません。
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整形外科と整骨院は何が違う?
ここは患者さんにとって非常に分かりにくいところです。
整形外科などの医療機関
医師が診察し、
・診断
・レントゲン等の画像検査
・薬の処方
・必要な医学的治療
・後遺障害に関する診断
などを行います。
特に交通事故では、骨折などの外傷や神経症状など、医療的な評価が必要な状態を確認する役割があります。
整骨院・接骨院
柔道整復師が、
・症状の確認
・関節の動き
・筋肉などの状態
・姿勢
・日常動作
などを確認し、適応を判断したうえで施術を行います。
ただし、柔道整復師は医師ではありません。
整骨院では医師による診断やレントゲン等の画像検査はできません。
日本損害保険協会も、医療機関以外では画像検査や後遺障害に関する診断などを受けられない場合があるため、整骨院等での対応を希望する場合には医師と相談することがよいと案内しています。
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整形外科に通いながら整骨院にも通える?
交通事故による傷害では、整骨院・接骨院での施術費が自賠責保険の請求対象として扱われる場合があります。
国土交通省が示す自賠責保険の請求書類にも、整骨院・接骨院等が作成する**「施術証明書・施術費明細書」**が含まれています。
ただし、
整形外科+整骨院
=必ず両方の費用が支払われる
という保証ではありません。
自賠責保険で支払われる治療関係費は、必要かつ妥当な実費が対象です。
実際の補償や支払い方法は、事故状況、傷害との関係、治療・施術の必要性、加入している保険などによって異なります。
そのため、自己判断で通院先を追加するより、医師と相談し、保険会社にも確認してから進める方がトラブルを避けやすくなります。
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「健康保険での併用」と「交通事故の自賠責」を混同しない
ここはかなり重要です。
厚生労働省は、健康保険における柔道整復療養費について、病院・診療所で同じ負傷等を治療中の場合、柔道整復師の施術は保険等の対象にならないと案内しています。
一方、交通事故による自賠責保険は、被害者の人身損害に対する賠償を確保する制度です。国土交通省は、傷害について治療関係費、休業損害、慰謝料などを支払対象として示しています。
つまり、
健康保険の柔整療養費
と
交通事故の自賠責保険による損害賠償
は同じ制度ではありません。
ここを一緒にすると説明が妙にややこしくなります。保険制度は、なぜか人間が理解しにくいよう丁寧に設計されています。
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整骨院へ通う前に医師へ相談した方がいい?
交通事故では、相談しておくことをおすすめします。
理由は、
・事故後の傷害を医学的に評価してもらう
・現在の症状を医師へ伝える
・整骨院で施術を受けたいことを共有する
・症状経過を継続して確認してもらう
ためです。
日本損害保険協会も、整骨院等での対応を希望する場合には医師と相談のうえ受診することがよいとしています。
「整形外科か整骨院か」の二択にする必要はありません。
役割が異なるため、それぞれの役割を理解して通院することが重要です。
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保険会社にも連絡した方がいい?
整骨院への通院を考えている場合には、事前に保険会社の担当者へ連絡し、通院先や支払い方法について確認しておくことが重要です。
交通事故では、保険会社が被害者に代わって治療費を医療機関へ直接支払う対応が行われる場合があります。
ただし、日本損害保険協会によると、状況によっては直接支払いが行われず、被害者が治療費を一度立て替えるケースもあります。
したがって、
「交通事故だから窓口負担は必ず0円」
とは断定できません。
事故状況や保険会社の対応によって異なるため、事前確認が必要です。
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自賠責保険なら自己負担0円?
広告でよく見る表現ですが、ここは慎重に扱う必要があります。
自賠責保険では、傷害による損害について被害者1人につき120万円の支払限度額が設定されています。
その中に、
・治療費
・通院交通費
・文書料
・休業損害
・慰謝料
などが含まれます。
ただし、治療費についても必要かつ妥当な実費が対象です。
また、保険会社による医療機関への直接支払いが行われないケースもあります。
そのため当院の情報発信でも、
「交通事故なら必ず自己負担0円」
という表現ではなく、
「事故状況や保険会社の対応によって異なるため、事前に確認してください」
と案内する方が正確です。
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整形外科に行かず整骨院だけでも大丈夫?
交通事故後は、最初から整骨院だけで済ませることはおすすめしません。
交通事故では外から見ただけでは判断できない傷害がある可能性があります。
また、整骨院では、
・レントゲン
・CT
・MRI
・医師による診断
・薬の処方
はできません。
まず医療機関で必要な医学的評価を受けたうえで、整骨院での施術が適しているかを考えます。
特に、
・頭部をぶつけた
・強い頭痛
・手足のしびれ
・筋力低下
・めまい
・吐き気、嘔吐
・歩行がおかしい
・意識状態に変化がある
・強い首や背中の痛み
などがある場合には、整骨院より医療機関での評価を優先します。
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整形外科への通院を途中でやめてもいい?
整骨院へ通い始めたからといって、自己判断で医療機関への通院を終了することはおすすめしません。
症状が残っている場合には、医師にも経過を確認してもらうことが重要です。
特に交通事故では、
事故直後
↓
数週間後
↓
症状の変化
↓
必要に応じた医学的評価
という経過そのものが大切です。
また、国土交通省は「症状固定」を、医学上一般に認められた医療を行っても効果が期待できなくなった状態と説明し、その判断は医師が行うとしています。
整骨院側だけで「もう治りました」「症状固定です」と判断するものではありません。
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整形外科と整骨院で症状を違うように伝えても大丈夫?
できるだけ同じ症状を正確に伝えることが重要です。
例えば、
整形外科では
「首が痛い」
整骨院では
「首と腰と右肩と頭が痛い」
となると、事故後の症状経過が分かりにくくなります。
初期から、
・首
・肩
・背中
・腰
・頭痛
・しびれ
・めまい
など、気になる症状を記録しておくと説明しやすくなります。
事故後は「大したことないから言わなくていい」と省略せず、いつから、どこに、どのような症状があるかを医療機関へ伝えましょう。
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守谷やまゆり鍼灸整骨院では何を確認する?
交通事故後の方が来院した場合には、いきなり施術を始めるのではなく、
1.事故状況
追突、側面衝突など事故の状況を確認します。
2.医療機関の受診状況
医療機関を受診しているか、どのような説明を受けているか確認します。
3.現在の症状
首・肩・腰・頭痛・しびれなどを確認します。
4.症状の経過
事故直後から現在まで、症状がどう変化しているか確認します。
5.姿勢・動作
必要に応じて、首・肩・胸郭・体幹などの動きや日常動作を確認します。
6.医療機関での再評価が必要か
新しい症状や神経症状などがある場合には、施術を優先せず医療機関への受診を案内します。
「事故だからとりあえず首を施術する」のではなく、医療機関での評価と現在の身体状態を確認したうえで施術の適応を判断します。
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交通事故後の通院を5ステップで整理
交通事故後に整形外科と整骨院の併用を考える場合は、次の順番で整理すると分かりやすくなります。
STEP1|医療機関を受診
まず事故後の身体を医学的に評価してもらいます。
STEP2|症状をすべて伝える
首だけでなく、腰・頭痛・しびれなども伝えます。
STEP3|整骨院への通院について相談
整骨院で施術を受けたい場合は医師へ相談します。
STEP4|保険会社へ確認
通院先と支払い方法などを確認します。
STEP5|症状経過を共有
医療機関・整骨院それぞれで症状の変化を正確に伝えます。
整形外科か整骨院かを選ぶというより、役割を分けて考えることがポイントです。
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まとめ|整形外科と整骨院は「どちらか一方」とは限らない
交通事故後の通院では、
整形外科か?
整骨院か?
という二択で考えがちです。
しかし、それぞれ役割が異なります。
医療機関
診察・診断・画像検査・投薬など医学的評価と治療
整骨院
柔道整復師による身体機能の確認と適応に応じた施術
という違いがあります。
自賠責保険の請求書類にも整骨院・接骨院等の施術証明書・施術費明細書が含まれていますが、すべての施術費が無条件に補償されるわけではありません。
そのため、
医療機関を受診
↓
医師へ相談
↓
保険会社へ確認
↓
整骨院を利用
↓
医療機関でも経過を確認
という流れで考えると整理しやすくなります。
参考資料
- 国土交通省「損害賠償を受けるときは?」
自賠責保険の傷害補償、請求方法、整骨院・接骨院等の施術証明書・施術費明細書について確認できます。
国土交通省 自賠責保険・損害賠償について - 国土交通省「限度額と補償内容」
傷害の支払限度額120万円、治療費について「必要かつ妥当な実費」が支払対象であることが示されています。
国土交通省 自賠責保険の限度額と補償内容 - 日本損害保険協会「交通事故直後から示談までの流れ」
交通事故後の医療機関受診や、整骨院等を利用する場合の医師への相談について案内されています。
日本損害保険協会 交通事故被害者サポートナビ - 厚生労働省「柔道整復師等の施術にかかる療養費の取扱いについて」
健康保険における柔道整復療養費の対象や、医療機関で同一負傷を治療中の場合の取扱いが示されています。
厚生労働省 柔道整復療養費について
※2026年9月時点の公的情報を確認して作成しています。自賠責保険・任意保険の具体的な支払い可否は個別の事故状況・契約・審査等によって異なります。

守谷やまゆり鍼灸整骨院
院長 藤城翔太
柔道整復師・鍼灸師
業界歴19年。学生時代から接骨院などで修行を積み、延べ約90,000人の患者様の施術実績があります。
守谷市での開業後も産後のママさんや小学生などに向け、健康についての講師も経験。
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