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      2026年9月4日/
    • 最終更新日: 2026年8月28日

  • ブログ

授乳中に頭痛が起こるのはなぜ?首・肩への負担と対策|守谷市

授乳をしていると、「だんだん首や肩がつらくなる」「授乳後に頭が重くなる」「下を向いていると頭痛を感じる」といったことはありませんか?

授乳中は赤ちゃんを見るために頭を下げたり、赤ちゃんを支えるために肩や腕へ力が入ったりと、同じ姿勢が続きやすくなります。実際、授乳中の女性では首・肩・背中などの筋骨格系の痛みが多く報告されています。

ただし、授乳中の頭痛をすべて「肩こり」や「授乳姿勢」のせいにすることはできません。

特に産後は、片頭痛や緊張型頭痛だけでなく、医療機関での評価が必要な頭痛もあります。

この記事では、授乳中に頭痛や首・肩のつらさを感じる方へ、授乳姿勢との関係や負担を減らすポイント、医療機関への受診を優先した方がよい症状について解説します。

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授乳中に頭痛を感じるのはなぜ?

授乳中の頭痛には、一つだけの原因があるわけではありません。

産後は、

・睡眠不足
・疲労
・生活リズムの変化
・食事や水分摂取の変化
・授乳や抱っこの繰り返し
・首や肩への身体的負担

など、複数の要素が重なりやすい時期です。

ACOG(米国産科婦人科学会)も、産後には頭痛と首・肩の痛みがみられることがあり、出産による身体的ストレスや睡眠不足などが関連すると説明しています。

一方で、もともと片頭痛などがある方では、その影響も考える必要があります。

そのため、

「授乳すると頭が痛い=授乳姿勢が原因」

と決めつけるのではなく、

「いつ頭痛が出るのか」
「授乳中だけなのか」
「授乳後も続くのか」
「首を動かすと変化するのか」
「これまで経験した頭痛と同じなのか」

などを整理することが重要です。

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授乳姿勢は首・肩へどのような負担をかける?

授乳中によくみられるのが、赤ちゃんを見るために頭を下げた状態が続くことです。

さらに、

・肩をすくめる
・腕へ力を入れ続ける
・背中を丸める
・身体を赤ちゃん側へ近づける
・同じ側で赤ちゃんを支える

といった状態が重なることがあります。

2022年に493人の授乳中の女性を対象として行われた研究では、腰・首・肩・手などの筋骨格系の痛みが報告され、授乳時の姿勢に関する教育の重要性が指摘されています。

さらに2026年の216人を対象とした研究では、授乳中の女性の63.9%が首の痛み、34.3%が肩の痛みを報告しています。ただし横断研究であるため、「授乳姿勢が痛みを引き起こした」と因果関係まで断定することはできません。

つまり、授乳姿勢は確認すべき要素の一つではありますが、それだけですべてを説明するのは適切ではありません。

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「猫背だから頭痛になる」とは限りません

授乳中の姿勢を見ると、背中が丸くなっている方は少なくありません。

しかし、

「猫背だから頭痛が起きています」

と単純に考える必要はありません。

授乳では赤ちゃんを見る必要があるため、身体をある程度丸めるのは自然な動作でもあります。

また、授乳姿勢と筋骨格系の痛みについては研究結果も一貫していません。

例えば400人を対象とした2019年の横断研究では、36.8%に機械的な首の痛みがみられましたが、授乳姿勢の種類と筋骨格系症状との間に有意な関連は認められませんでした。

一方、別の研究では授乳時間や授乳時の身体の支持状態などとの関連が報告されています。

そのため重要なのは、写真を一枚撮って「姿勢が悪い」と判定することではありません。

確認したいのは、

・同じ姿勢をどのくらい続けているか
・肩に必要以上の力が入っていないか
・赤ちゃんを支える高さはどうか
・授乳後に症状が変化するか
・左右で負担が大きく違わないか

といった姿勢+動作+時間+症状の変化です。

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授乳中に確認したい4つのポイント

1.頭を下げた状態が長く続いていないか

授乳中は赤ちゃんの様子を見るため、自然と視線が下がります。

問題は「下を向くこと」そのものではなく、同じ位置を長時間続けて首肩に負担を感じていないかです。

赤ちゃんの安全を確認しながら、ときどき視線や首の位置を変えられるか確認してみましょう。

2.肩に力が入り続けていないか

赤ちゃんを安定させようとすると、無意識に肩をすくめた状態になることがあります。

授乳を始めて少し経ったら、

「肩が耳へ近づいていないか?」

と確認してみてください。

必要以上に力が入っていれば、一度肩の力を抜いてみます。

3.赤ちゃんを支える位置が低すぎないか

赤ちゃんの位置が低いと、自分の上半身を赤ちゃんへ近づける必要があります。

授乳クッションなどを利用して、腕だけで赤ちゃんの体重を支え続けなくてもよい環境を作る方法があります。

2026年の研究でも、身体を支える補助具の使用や日常生活でのサポートと上肢機能との関連が報告されています。

ただし、「この高さが正解」という一つの授乳姿勢が全員に当てはまるわけではありません。

4.同じ姿勢を長時間続けていないか

395人の授乳中の女性を対象とした調査では、腰・背中・首の痛みが多く報告され、1回あたりの授乳時間や1日の総授乳時間にも違いがみられました。

だからといって、授乳時間を無理に短くすればよいという話ではありません。

赤ちゃんの授乳を優先しながら、

「自分の身体を支えられる環境になっているか」

も確認してみましょう。

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授乳中の首・肩への負担を減らすには?

医療機関への受診が必要な状態ではない場合、まずは授乳環境を少し変えるところから始めます。

赤ちゃんを支える高さを調整する

クッションなどを利用し、自分が極端に前へかがまなくても赤ちゃんを支えられる環境を作ります。

腕や身体を支える

腕だけで赤ちゃんを支え続けるのではなく、クッションや椅子の背もたれなどを利用できないか確認します。

授乳中に一度肩の力を確認する

「肩が上がっていないか」
「手に必要以上の力が入っていないか」

を確認します。

同じ姿勢を固定しすぎない

授乳中ずっと「理想的な姿勢」を維持する必要はありません。

むしろ、一つの姿勢を完璧に固定するより、赤ちゃんの安全を確保しながら自分が楽に支えられる位置を探すことが現実的です。

水分・食事・休息も確認する

授乳姿勢だけを変えても、睡眠不足や水分不足など別の要因が重なっていることがあります。

産後は赤ちゃんのお世話が優先され、自分の食事や水分補給が後回しになりがちです。

頭痛があるときは、首肩だけでなく生活全体も振り返ってみましょう。

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頭痛があるときは首をストレッチすればいい?

頭痛があるからといって、首を強く伸ばしたり大きく回したりする必要はありません。

軽く動かして楽になる程度であれば一つの方法ですが、

・動かすと頭痛が強くなる
・めまいが出る
・吐き気が強くなる
・しびれなど別の症状が出る

場合は中止してください。

また、首肩の筋肉が張っているからといって、その筋肉が頭痛の原因だとは限りません。

特に産後に初めて出現した頭痛や、以前とは性質が違う頭痛の場合には、セルフケアだけで対応し続けないことが重要です。

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産後の頭痛で医療機関への受診を優先した方がよい症状は?

ここは特に重要です。

産後の頭痛には、片頭痛や緊張型頭痛などの一次性頭痛だけでなく、高血圧性疾患、脳血管疾患、感染症、硬膜穿刺後頭痛などの二次性頭痛もあります。

次のような場合には、首肩の施術やセルフケアより医療機関での評価を優先してください。

・突然発症した非常に強い頭痛
・これまで経験したことのない頭痛
・急速に悪化している頭痛
・視界の異常を伴う
・血圧が高い
・けいれんがある
・意識状態がおかしい
・手足に力が入りにくい
・しびれや言葉の出にくさなどの神経症状がある
・発熱を伴う
・硬膜外麻酔や脊椎麻酔後に頭痛が出現した

産後の頭痛については、ACOGも一次性頭痛と二次性頭痛の両方を評価対象としており、産後・授乳期を含めた診療指針を示しています。

「授乳中だから肩こりだろう」

という自己判断で済ませないことが大切です。

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守谷やまゆり鍼灸整骨院では何を確認する?

医療機関での緊急評価が必要な状態ではないことを前提として、守谷やまゆり鍼灸整骨院では授乳や抱っこに伴う首肩の不調について、患部だけではなく身体の使い方まで確認します。

頭痛・首肩症状の経過

いつから症状があり、授乳や抱っことどのような関係があるのかを確認します。

頭痛そのものを整骨院で診断するわけではありません。

症状によって医療機関での評価が必要と判断した場合には、受診を優先していただきます。

首・肩の可動域

首や肩を動かしたときに症状がどう変化するのか、左右差があるのかなどを確認します。

胸郭・肩甲骨

授乳では腕だけでなく、肩甲骨や胸郭周辺も動作に関係します。

そのため、首だけを見るのではなく上半身全体の状態を確認します。

授乳・抱っこの姿勢

普段どのように赤ちゃんを支えているのかを確認します。

目的は「正しい姿勢」に矯正することではありません。

どの姿勢や動作で負担が増え、どのように変えると楽になるのかを探すことが重要です。

日常生活

授乳回数、抱っこの時間、睡眠など、産後特有の生活環境についても必要に応じて確認します。

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整体や鍼灸はどう考える?

産後の頭痛がある場合、まず**「頭痛=首肩の問題」と決めつけないこと**が重要です。

医療機関での評価が必要な状態ではなく、授乳や抱っこに伴う首肩の不調がみられる場合には、身体の状態に応じて施術を検討します。

守谷やまゆり鍼灸整骨院では、状態に応じて整体や鍼灸などを選択しています。

さらに施術だけではなく、

・授乳環境
・抱っこの方法
・姿勢
・身体の動かし方
・セルフケア

なども一緒に考えます。

産後の生活で「授乳しない」「抱っこしない」という対策は現実的ではありません。

だからこそ、

育児を続けながら、身体への負担をどう調整するか

という視点が重要だと考えています。

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まとめ|授乳中の頭痛は姿勢だけで判断しないことが大切

授乳では、赤ちゃんを見るために頭を下げたり、赤ちゃんを支えるために肩へ力が入ったりすることで、首・肩に負担を感じる方がいます。

実際、授乳中の女性を対象とした複数の研究でも首・肩・背中などの筋骨格系症状が報告されています。

そのため、

・赤ちゃんを支える高さ
・首の位置
・肩の力
・身体を支える環境
・同じ姿勢を続ける時間

などを確認することは一つの対策になります。

一方で、

「授乳中に頭痛がする=授乳姿勢や肩こりが原因」

とは限りません。

突然の激しい頭痛や、これまでと違う頭痛、視覚異常や神経症状などがある場合には医療機関への受診を優先してください。

緊急性がなく、授乳や抱っこによる首肩への負担でお悩みの場合、守谷やまゆり鍼灸整骨院では首だけでなく、肩甲骨・胸郭・姿勢・日常生活まで確認しながら身体の状態を整理しています。

守谷市周辺で産後の首肩の不調についてお悩みの方は、LINE・WEB予約からご相談いただけます。
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参考文献

  1. American College of Obstetricians and Gynecologists. Headaches in Pregnancy and Postpartum: ACOG Clinical Practice Guideline No. 3. 2022. 2024年再確認。産後・授乳期を含む一次性・二次性頭痛の評価と治療に関する診療ガイドライン。
  2. Janvier AS, Russell R. Postpartum headache – diagnosis and treatment. BJA Education. 2022;22(5):176-181. 産後頭痛の鑑別と対応についてまとめたレビュー。
  3. Aburub A, et al. Nursing Mothers’ Experiences of Musculoskeletal Pain Attributed to Poor Posture During Breastfeeding: A Mixed Methods Study. Breastfeeding Medicine. 2022;17(11):926-931.
  4. Gürsu S, et al. Musculoskeletal Pain and Related Factors in Breastfeeding Women During the First 6 Months. 2026;43(3):252-263. 授乳中の216人を対象に首・肩・腰背部などの筋骨格系症状を調査。
  5. Rani S, et al. Association of breast feeding positioning with musculoskeletal pain in post partum mothers of Rawalpindi and Islamabad. J Pak Med Assoc. 2019;69(4):564-566.
ブログ監修者

守谷やまゆり鍼灸整骨院
院長 藤城翔太
柔道整復師・鍼灸師

業界歴19年。学生時代から接骨院などで修行を積み、延べ約90,000人の患者様の施術実績があります。
守谷市での開業後も産後のママさんや小学生などに向け、健康についての講師も経験。


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