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2026年9月2日/ -
最終更新日: 2026年8月28日
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産後の頭痛はなぜ起こる?寝不足・授乳姿勢・肩こりとの関係|守谷市
産後に「頭痛が増えた」「授乳をしていると首や肩までつらくなる」「寝不足の日ほど頭が重い」と感じる方は少なくありません。
産後の頭痛には、もともとの片頭痛や緊張型頭痛に加え、睡眠不足、疲労、ストレスなどが関係することがあります。一方で、産後の頭痛をすべて肩こりや寝不足のせいにするのは危険です。 産後高血圧・子癇前症、硬膜穿刺後頭痛、脳血管疾患など、医療機関での評価を優先すべき原因もあります。
この記事では、産後に頭痛が起こる背景、授乳や首肩への負担との関係、自分でできる対策、そして医療機関を受診すべき症状について解説します。
産後に頭痛が起こることは珍しくない?
産後の頭痛や首・肩の痛みは珍しい症状ではありません。
985人を対象にした前向きコホート研究では、出産後1週間以内に39%が頭痛または首・肩の痛みを経験していました。また、その研究では産後頭痛の75%以上が一次性頭痛でした。
一次性頭痛とは、片頭痛や緊張型頭痛など、別の病気によって二次的に発生しているわけではない頭痛を指します。
ただし、産後は身体の状態が大きく変化する時期です。
そのため、
「産後だからよくある頭痛だろう」
と自己判断するのではなく、いつから・どのように痛むのか、これまでの頭痛と違うのかを確認することが大切です。
産後の頭痛にはどのような原因がある?
産後の頭痛には一つだけの原因があるわけではありません。
大きく、
一次性頭痛
と
二次性頭痛
に分けて考える必要があります。
① 片頭痛・緊張型頭痛など
産後には、それまで経験していた片頭痛などが再び現れることがあります。
また、
- 睡眠不足
- 疲労
- ストレス
- 食事の変化
- 水分不足
など、出産後の生活環境の変化が頭痛に影響することも考えられます。
産後は赤ちゃん中心の生活になり、「十分に休みましょう」と言われても、それができれば苦労しないという時期です。
だからこそ、完璧な生活改善ではなく、変えられる負担から少しずつ減らすことが現実的です。
寝不足は産後の頭痛に関係する?
睡眠不足や疲労は、頭痛を悪化させる要因になり得ます。
産後は夜間授乳や赤ちゃんの睡眠リズムによって、まとまった睡眠を取りにくくなります。
最近の産後頭痛に関するレビューでも、産後特有の疲労・ストレス・睡眠不足などが頭痛の評価を複雑にする要因として挙げられています。
ただし、
「寝不足だから頭痛が起きている」
と決めつけることはできません。
睡眠不足がある場合でも、頭痛の性質や血圧、神経症状などによっては別の原因を考える必要があります。
授乳姿勢と首・肩こりは頭痛に関係する?
授乳では、赤ちゃんの顔を確認するために長時間下を向いたり、同じ姿勢を続けたりすることがあります。
さらに、
- 赤ちゃんを支える
- 前かがみになる
- 肩に力が入る
- 同じ側で授乳する
- 授乳後にそのまま抱っこする
といった動作が重なると、首・肩周辺に負担を感じる方もいます。
産後頭痛についてまとめた臨床資料でも、授乳時の姿勢に配慮することは、筋骨格系に関連した頭痛への対応の一つとして挙げられています。
ただし、ここでも注意が必要です。
首肩がこっている=頭痛の原因が首肩にある
とは限りません。
首肩の症状と頭痛が同時に起きているだけの場合もあります。
そのため、当院でも「肩が硬いですね」で話を終わらせるのではなく、頭痛の経過や特徴を確認することが重要だと考えています。
授乳中の姿勢で確認したいポイント
授乳中に首肩の負担を感じる方は、次のような状態になっていないか確認してみてください。
授乳姿勢チェック
□ 赤ちゃんを見るために長時間下を向いている
□ 背中を丸めたまま授乳している
□ 肩をすくめている
□ 腕だけで赤ちゃんを支えている
□ 毎回ほぼ同じ姿勢で授乳している
□ 授乳後に首肩が強く張る
□ 授乳中から頭痛が強くなる
一つ当てはまったからといって、それが頭痛の原因とは限りません。
重要なのは、
「どの姿勢・どのタイミングで症状が変化するか」
を見ることです。
産後の首・肩への負担を減らすには?
① 赤ちゃんを自分の身体へ近づける
授乳するたびに自分の上半身を赤ちゃんへ近づけると、前かがみ姿勢が続きやすくなります。
クッションなどを利用し、無理なく赤ちゃんを支えられる高さを作ることも一つの方法です。
② 肩に力が入り続けていないか確認する
授乳中は赤ちゃんを落とさないように無意識に肩へ力が入りやすくなります。
授乳を始めたら、
「肩が耳へ近づいていないか」
を一度確認してみましょう。
③ 同じ姿勢を長時間続けない
「良い姿勢」を一日中維持する必要はありません。
むしろ、一つの姿勢を完璧に固定しようとするより、可能な範囲で姿勢を変えることを考えます。
④ 水分や食事も忘れない
赤ちゃんのお世話を優先するあまり、自分の食事や水分補給が後回しになることがあります。
頭痛のセルフケアでは、十分な水分・栄養・休息を確保することも重要です。
「肩こりからの頭痛」と自己判断しない方がいい理由
ここが今回の記事で最も重要です。
産後の頭痛には、一般的な片頭痛や緊張型頭痛以外にも、医療機関での評価が必要なものがあります。
代表的なものとして、
- 産後の高血圧性疾患・子癇前症
- 硬膜穿刺後頭痛
- 脳静脈血栓症
- 脳卒中などの脳血管疾患
- 感染症
などが鑑別に挙げられます。
そのため、
「肩を揉めば大丈夫」
「産後だから頭痛くらいある」
と考えるのは適切ではありません。
どんな産後の頭痛なら医療機関を受診した方がいい?
突然の激しい頭痛、今までと違う頭痛、視覚異常や神経症状を伴う頭痛などは、整体やセルフケアより医療機関での評価を優先してください。
特に注意したいのは、
- 突然発症した非常に強い頭痛
- これまで経験したことのない頭痛
- 急速に悪化している
- 視界がぼやける・見え方がおかしい
- 血圧が高い
- けいれん
- 意識状態がおかしい
- 手足の力が入りにくい
- しびれや言葉の出にくさなどの神経症状
- 発熱を伴う
- 硬膜外麻酔・脊椎麻酔後に頭痛が出た
- 起きると悪化し、横になると明らかに軽くなる頭痛
などです。
また、産後の子癇前症では、強い頭痛、視覚異常、息苦しさ、吐き気・嘔吐などが現れることがあります。
ACOGのガイドラインをまとめた資料では、産後6週間までは、頭痛と血圧上昇がある場合に子癇前症を考慮する必要があるとされています。
このような症状がある場合は、整骨院への相談を先にするのではなく、医療機関へ相談してください。
守谷やまゆり鍼灸整骨院では何を確認する?
医療機関での緊急評価が必要な状態ではないことを前提として、守谷やまゆり鍼灸整骨院では、産後の首・肩こりなどを相談された場合、患部だけを見るのではなく身体全体を確認します。
テーマに応じて、
① 頭痛の状況
いつから始まったのか、どのようなときに強くなるのかを確認します。
② 首・肩の動き
首や肩の可動域、動かしたときの症状などを確認します。
③ 姿勢
授乳や抱っこを繰り返す生活の中で、どのように身体を支えているかを確認します。
④ 胸郭・肩甲骨
首だけではなく、胸郭や肩甲骨周辺の動きも確認します。
⑤ 日常生活
授乳、抱っこ、睡眠など、どの場面で負担が増えているのかを整理します。
「姿勢が悪いから頭痛になった」と決めつけるのではなく、症状と日常生活の関係を一緒に確認することを大切にしています。
産後の頭痛に整体や鍼灸はどう考える?
まず重要なのは、頭痛の種類を整骨院側で勝手に決めつけないことです。
特に産後の新しい頭痛や、これまでとは性質が違う頭痛については、医療機関での評価が必要になる場合があります。
そのうえで、首肩のこりや身体の負担などがあり、医療機関で緊急性の高い疾患が否定されている場合には、身体の状態に応じて施術や日常生活へのアドバイスを検討します。
守谷やまゆり鍼灸整骨院では、状態に応じて整体や鍼灸などを選択します。
大切なのは、
「頭が痛いから首をほぐす」
という単純な対応ではなく、
頭痛の特徴を確認する → 必要なら医療機関 → 首肩・姿勢・日常生活などを評価する
という順序です。
産後ママが自宅でできること
医療機関への受診が必要な状態ではない場合、まずは大きなことを始める必要はありません。
- 授乳中に肩の力を抜く
- 赤ちゃんの高さを調整する
- 同じ姿勢を長時間続けない
- 水分をこまめに取る
- 食事を抜きすぎない
- 休める時間があれば短時間でも身体を休ませる
といったところから始めます。
産後は「毎日ストレッチ30分」のような立派すぎる目標より、授乳1回ごとの負担を少し減らす方が続けやすいでしょう。
まとめ|産後の頭痛は「肩こりだけ」と考えないことが大切
産後の頭痛には、片頭痛や緊張型頭痛、睡眠不足・疲労などが関係する場合があります。また、授乳や抱っこによって首肩への負担を感じる方もいます。
一方で、産後は子癇前症や脳血管疾患、硬膜穿刺後頭痛など、医療機関での評価が必要な頭痛も考えなければならない時期です。
まず頭痛の特徴を確認し、危険な兆候がある場合は医療機関を優先してください。
緊急性がなく、授乳や抱っこに伴う首肩の負担などでお困りの場合、守谷やまゆり鍼灸整骨院では、首肩だけでなく姿勢や胸郭・肩甲骨、日常生活まで確認しながら身体の状態を整理しています。
守谷市周辺で産後の身体の不調についてお悩みの方は、LINE・WEB予約からご相談いただけます。
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2. 参考文献
- American College of Obstetricians and Gynecologists. Headaches in Pregnancy and Postpartum: ACOG Clinical Practice Guideline No. 3. Obstetrics & Gynecology. 2022.
- Goldszmidt E, Kern R, Chaput A, Macarthur A. The incidence and etiology of postpartum headaches: a prospective cohort study. Canadian Journal of Anesthesia. 2005.
- Janvier AS, Russell R. Postpartum headache – diagnosis and treatment. BJA Education. 2022.
- Greige T, et al. Acute headache in pregnant and post-partum patients: A clinical review. American Journal of Emergency Medicine. 2023.

守谷やまゆり鍼灸整骨院
院長 藤城翔太
柔道整復師・鍼灸師
業界歴19年。学生時代から接骨院などで修行を積み、延べ約90,000人の患者様の施術実績があります。
守谷市での開業後も産後のママさんや小学生などに向け、健康についての講師も経験。
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| 住所 | 〒302-0128 茨城県守谷市けやき台1丁目31−6 102 |
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