-
-
Warning: Undefined variable $format in /home/emioweb8/moriya-yamayuri.com/public_html/wp-content/themes/lightning_child/single.php on line 20
Warning: Undefined variable $post_id in /home/emioweb8/moriya-yamayuri.com/public_html/wp-content/themes/lightning_child/single.php on line 20
2026年9月7日/ -
最終更新日: 2026年9月4日
-
- ブログ
抱っこで腰が痛いのはなぜ?抱き上げ動作と腰への負担を解説|守谷市
「赤ちゃんを抱き上げる瞬間に腰が痛い」
「抱っこを続けていると腰がつらくなる」
「床やベビーベッドから抱き上げる動作が怖い」
産後、このような腰痛に悩む方は少なくありません。
結論からいうと、抱っこによる腰痛を「腰の使い方が悪い」「骨盤がゆがんでいる」と一つの原因だけで説明することはできません。
産後は妊娠・出産を経た身体で、抱き上げる・抱える・歩く・下ろすといった動作を一日に何度も繰り返します。
そのため、腰だけを見るのではなく、赤ちゃんをどこから抱き上げるのか、身体との距離、股関節や膝の使い方、体幹、現在の身体機能、妊娠中からの腰痛歴などを含めて考えることが重要です。
実際、2025年には産後女性が自分の赤ちゃんを床・おむつ交換台・チャイルドシートから抱き上げる動作を分析した研究が報告され、抱き上げる環境によって体幹・股関節・膝の動きや筋活動が異なることが示されています。
今回は、守谷市で産後の腰痛に悩む方へ、抱っこ・抱き上げ動作と腰への負担について解説します。
────────────────────
抱っこで腰が痛くなるのはなぜ?
赤ちゃんの抱っこでは、単に「重いものを持つ」だけではありません。
例えば床から抱き上げる場合には、
・身体を低くする
・赤ちゃんへ手を伸ばす
・赤ちゃんを支える
・身体へ引き寄せる
・立ち上がる
・抱いた状態で姿勢を保つ
という複数の動作が連続します。
さらに育児では、これを一日に何度も繰り返します。
赤ちゃんの成長とともに体重も増えるため、産後早期と数か月後では必要な身体能力も変わります。
一方で、
「抱っこで腰へ負荷がかかる=抱っこが腰痛の原因」
とまでは言えません。
産後の腰痛や骨盤帯痛には、妊娠中からの腰痛・骨盤帯痛、過去の腰痛歴、身体的負荷など複数の要因が関連すると報告されています。
つまり、抱っこは現在の症状が出る場面の一つとして考えるのが適切です。
────────────────────
「前かがみで抱っこするから腰が痛い」とは限らない
赤ちゃんを抱き上げるとき、
「腰を曲げないでください」
「背筋をまっすぐにしてください」
と言われた経験がある方もいるかもしれません。
しかし、腰を曲げて持ち上げること自体を腰痛の原因と断定する十分な根拠はありません。
2020年のシステマティックレビュー・メタ解析では、持ち上げ動作における腰椎屈曲について調べた11研究のうち9研究で、腰痛のある人とない人に有意な差がありませんでした。
著者らは、持ち上げ時の腰椎屈曲が大きいことが腰痛の発症・持続リスクになるという証拠は低品質で、明確な関連を示せなかったとしています。
つまり、
「腰を丸めた=悪い抱き上げ方」
とは言い切れません。
育児中に毎回ロボットのような完璧なフォームで抱っこするのも、現実的ではありません。
大切なのは、形だけを矯正することではなく、どの抱き上げ方で痛みが出て、どのように変えると負担が変化するのかを確認することです。
────────────────────
抱き上げる「場所」によって身体への負担は変わる?
ここは産後の腰痛を考えるうえで重要です。
2025年の『Journal of Biomechanics』では、11名の健康な産後女性が自分の生後約15週の赤ちゃんを、
- 床
- おむつ交換台
- 床に置いたチャイルドシート
から持ち上げる動作を分析しています。
その結果、床からの抱き上げでは、体幹・膝・股関節などに大きな動きがみられました。
また、チャイルドシートでは赤ちゃんに加えて約4kgの重量が追加され、筋活動にも違いがみられています。
ただし、対象者は11名と小規模で、健康な産後女性を対象としたバイオメカニクス研究です。
そのため、
「この抱き方なら腰痛になる」
と因果関係を示した研究ではありません。
それでも、抱っこを考える際に赤ちゃんの体重だけでなく、どこから持ち上げるかという環境も重要であることを示す参考になります。
────────────────────
床から抱き上げると腰が痛い場合
床からの抱き上げでは、身体を低い位置まで下げる必要があります。
このとき確認したいのが、
・しゃがめるか
・股関節や膝を使えるか
・低い位置で身体を支えられるか
・赤ちゃんへ手を伸ばしすぎていないか
・立ち上がるときに痛むのか
・抱き上げた後に痛むのか
という点です。
「腰を曲げないこと」だけに集中すると、かえって動きにくくなることもあります。
例えばスクワットのようにしゃがむ方法が楽な方もいれば、片膝をついた方が楽な方もいます。
全員に共通する一つの正解フォームがあるわけではありません。
赤ちゃんの安全を最優先にしながら、自分が動きやすい方法を探します。
────────────────────
ベビーベッドから抱き上げると腰が痛い場合
ベビーベッドでは、柵を越えて赤ちゃんへ手を伸ばすことがあります。
床からの抱き上げとは違い、膝を深く曲げにくいため、
・身体と赤ちゃんの距離が遠くなる
・腕を前へ伸ばす
・身体を前へ傾ける
といった動作になりやすくなります。
この場合も、
「前かがみだからダメ」
ではありません。
確認したいのは、
・赤ちゃんとの距離を近づけられるか
・抱き上げる高さを調整できるか
・どの瞬間に症状が出るか
・左右どちらかへ大きく偏っていないか
などです。
身体だけを変えるのではなく、育児環境を調整するという視点も重要になります。
────────────────────
チャイルドシートから抱き上げると腰がつらいのは?
車のチャイルドシートでは、
・身体をひねる
・前へ手を伸ばす
・低い位置から持ち上げる
・狭いスペースで動く
といった条件が重なります。
さらにチャイルドシートそのものを持ち上げる場合には、赤ちゃんの体重にシートの重量も加わります。
前述した2025年の研究でも、チャイルドシートを含む持ち上げでは約4kgの追加重量があり、他の条件とは異なる筋活動が確認されています。
ここでも「身体をひねってはいけない」と禁止するより、
身体の位置・赤ちゃんとの距離・持ち上げる方向を変えると症状がどう変わるか
を確認する方が実用的です。
────────────────────
抱っこ中に腰が痛くなる場合は?
抱き上げる瞬間は大丈夫でも、10分、20分と抱いていると腰がつらくなる方もいます。
この場合は持ち上げ動作だけではなく、
・抱っこの時間
・赤ちゃんの位置
・左右どちらで抱くことが多いか
・抱っこしたまま立っているのか
・歩いているのか
・抱っこ紐を使っているのか
・途中で姿勢を変えられているか
なども確認します。
大切なのは、いわゆる「良い姿勢」をずっと維持することではありません。
どんな姿勢でも長時間続けば疲労を感じることがあります。
そのため、
一つの姿勢を完璧に維持するより、状況に合わせて身体の位置を変えられること
も重要です。
────────────────────
産後は「腹筋が弱いから腰痛になる」?
産後の腰痛について、
「腹筋が弱っているから腰が痛い」
と説明されることもあります。
しかし、これも一つの要素だけで原因を断定することはできません。
産後の骨盤帯痛・腰痛については、妊娠中の痛み、過去の腰痛、身体的負荷など複数の予後因子が報告されていますが、研究の異質性も大きく、単純な原因モデルにはできません。
また2026年のシステマティックレビューでは、産後に持続する骨盤帯痛について心理社会的要因も予後に関係する可能性が示されています。
したがって、
腹筋が弱い → 骨盤が不安定 → 腰痛
という一直線の説明は避けた方が適切です。
一方で、実際の育児に必要な筋力・持久力が不足していれば、抱っこを「きつい」と感じる可能性はあります。
原因探しだけでなく、
現在の育児に必要な身体能力を持っているか
という視点も大切です。
────────────────────
抱っこ腰痛のセルフチェック
次の項目を確認してみましょう。
□ 床から抱き上げる瞬間に痛い
□ ベビーベッドから抱き上げると痛い
□ チャイルドシートから降ろすと痛い
□ 抱き上げるより下ろすときの方が痛い
□ 長時間抱いていると痛くなる
□ 片側ばかりで抱っこしている
□ 抱っこしたまま歩くと痛い
□ しゃがむ・立ち上がる動作もつらい
□ 妊娠中から腰痛や骨盤周囲の痛みがあった
当てはまる数で腰痛の原因を判定するものではありません。
むしろ確認したいのは、
「いつ」「どの動作の」「どの瞬間」に痛みが出るか
です。
────────────────────
抱っこで腰が痛いときに自宅でできる工夫
1.赤ちゃんへ近づいてから抱き上げる
安全を確保できる範囲で、赤ちゃんとの距離を近づけてから抱き上げます。
腕を大きく伸ばした状態より、自分が支えやすくなる場合があります。
2.抱き上げる高さを調整する
毎回床から持ち上げる必要がある環境なのか確認します。
可能であれば、おむつ交換台やベビーベッドなどの高さを利用して、育児環境そのものを調整します。
2025年の研究でも、床・交換台・チャイルドシートでは身体の使い方が異なることが確認されています。
3.股関節や膝も使う
腰だけを固定するという意味ではありません。
しゃがむ、片膝をつくなど、自分が楽に赤ちゃんへ近づける方法を試します。
4.左右を変えられる場面では変える
いつも同じ側で抱っこする必要がなければ、左右を変える方法もあります。
ただし、赤ちゃんが落ち着く側や授乳との関係もあるため、無理に左右均等にする必要はありません。
5.痛みの反応を見る
抱っこ中だけでなく、
抱っこ後や翌日の症状
も確認します。
少し動けたからと一気に負荷を増やす必要はありません。
────────────────────
腰痛があるときは抱っこを避けるべき?
現実問題として、育児中に「抱っこを全部やめる」という対応は困難です。
そこで、
抱っこする・しないの二択ではなく、負担を調整する
と考えます。
例えば、
・抱き上げる高さを変える
・抱っこする時間を調整する
・家族と分担する
・抱っこ紐などを利用する
・身体を支えやすい方法を探す
といった選択肢があります。
腰痛への恐怖から必要以上に動作を避け続けることが、必ずしも良いとは限りません。
ただし、痛みが強い場合や症状が悪化している場合には、まず身体の状態を確認する必要があります。
────────────────────
こんな腰痛は医療機関への受診を優先
産後の腰痛だからといって、すべてを「抱っこ疲れ」と判断してはいけません。
次のような場合には医療機関への受診を優先してください。
・強い外傷後に腰痛が出た
・急激に痛みが悪化している
・発熱などの全身症状がある
・脚に明らかな筋力低下がある
・強いしびれや感覚異常がある
・排尿や排便に異常がある
・会陰部周囲の感覚がおかしい
・安静にしていても非常に強い痛みが続く
また、出産後の経過や産婦人科領域の症状について不安がある場合には、産婦人科への相談を優先してください。
────────────────────
守谷やまゆり鍼灸整骨院では何を確認する?
守谷やまゆり鍼灸整骨院では、抱っこによる腰痛について腰だけを確認して終わりにはしません。
症状が出る場面
まず、
「床から抱くとき」
「抱いたまま立っているとき」
「下ろすとき」
「チャイルドシートから降ろすとき」
など、実際に困っている場面を確認します。
腰・股関節などの可動域
腰だけでなく、股関節などの動きも確認します。
しゃがむ・立ち上がる動作
赤ちゃんを抱き上げる動作につながるため、スクワットや立ち上がりなどを確認することがあります。
重心移動
身体を低くするとき、赤ちゃんを持ち上げるときに、どのように体重を移動させているか確認します。
ただし、重心位置だけで腰痛の原因を決めることはありません。
筋力・身体機能
腹筋だけではなく、股関節や下肢、体幹なども含め、育児に必要な動作を行える身体機能があるか確認します。
実際の育児環境
ベビーベッド、床、抱っこ紐、チャイルドシートなど、どの環境で症状が出ているのかも重要な情報です。
────────────────────
施術だけでなく「抱っこできる身体」を考える
痛みが強い時期には、身体の状態に合わせて施術やセルフケアを検討します。
一方、症状が落ち着いてきても、
・しゃがむのが大変
・立ち上がると疲れる
・長時間抱っこできない
・歩くと疲れる
という状態が残っている場合には、身体機能を戻していくことも必要です。
産後の運動が筋骨格系の痛みや障害へ与える影響については研究が進んでいますが、2025年のシステマティックレビューでも、運動の効果はアウトカムや介入方法によって異なり、一律の方法で解決するとまでは言えません。
そのため、
「腰痛だからこの筋トレ」
ではなく、現在できない動作に合わせて運動を選ぶことが重要です。
守谷院では「施術を受けること」そのものをゴールにするのではなく、
抱く・持ち上げる・歩くといった育児動作を少しでも行いやすくすること
まで考えていきます。
────────────────────
まとめ|抱っこ腰痛は「腰だけ」「姿勢だけ」で考えない
赤ちゃんの抱っこでは、
・床から抱き上げる
・ベビーベッドから抱く
・チャイルドシートから降ろす
・抱いたまま歩く
・赤ちゃんを下ろす
など、さまざまな動作が繰り返されます。
2025年の研究でも、赤ちゃんを抱き上げる場所によって、体幹・股関節・膝の動きや筋活動が異なることが確認されています。
ただし、
「前かがみだから腰痛」
「腹筋が弱いから腰痛」
「骨盤がゆがんでいるから腰痛」
と一つの原因へ結びつけるのは適切ではありません。
重要なのは、
どの育児動作で症状が出て、その動作をどう変えると身体の反応が変化するのか
を確認することです。
守谷やまゆり鍼灸整骨院では、腰だけでなく股関節・体幹・重心移動・しゃがみ動作などを確認しながら、現在の身体に合わせた施術やセルフケアを検討します。
参考文献
- Havens KL, Siddicky SF. Characterizing kinematics, kinetics, and muscle activity of postpartum mothers lifting their own infants during three everyday tasks. Journal of Biomechanics. 2025;189:112797.
- Wiezer M, et al. Risk factors for pelvic girdle pain postpartum and pregnancy related low back pain postpartum; a systematic review and meta-analysis. Musculoskeletal Science and Practice. 2020;48:102154.
- Saraceni N, et al. To Flex or Not to Flex? Is There a Relationship Between Lumbar Spine Flexion During Lifting and Low Back Pain? A Systematic Review With Meta-analysis. J Orthop Sports Phys Ther. 2020;50(3):121-130.
- Davenport MH, et al. Impact of exercise on musculoskeletal pain and disability in the postpartum period: a systematic review and meta-analysis. British Journal of Sports Medicine. 2025.
- Lee KB, Lee DY. Psychosocial predictors of persistent postpartum pelvic girdle pain: A systematic review of prospective cohort studies. Journal of Bodywork and Movement Therapies. 2026;47:212-218.

守谷やまゆり鍼灸整骨院
院長 藤城翔太
柔道整復師・鍼灸師
業界歴19年。学生時代から接骨院などで修行を積み、延べ約90,000人の患者様の施術実績があります。
守谷市での開業後も産後のママさんや小学生などに向け、健康についての講師も経験。
ご予約はLINE・お電話から
お気軽にご連絡ください
| 住所 | 〒302-0128 茨城県守谷市けやき台1丁目31−6 102 |
|---|---|
| 受付時間 | 月、火、水、金 9:00〜12:30/15:00〜20:00(19:30最終受付) 木 9:00〜12:30(午後休診) 土 9:00〜17:00 |
| 定休日 | 木曜午後、日曜、祝日 |





